自立支援医療対応
スギ薬局豊田吉原店となり

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不眠症

不眠症とは、寝つきが悪い、何度も目が覚める、眠りが浅い、早く目が覚める等の不眠症状があり、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・日中の眠気などの不調を生じる病気です。成人の3割から4割が何らかの不眠症状をもっており、生活習慣・環境、内服薬、ストレス、こころやからだの病気など、様々な原因で生じます。また、睡眠不足は、糖尿病、心臓病、肥満、うつ病などの病気とも関連し、職場のミス、日常生活の事故にもつながります。よりよい睡眠から生活の質を高めていきましょう。

不眠症
不眠症の主な症状
・眠れない(寝つきが悪い、途中で目が覚める、眠りが浅い、早朝に目覚める)
・寝床に入ると、足がムズムズしたり、ぴくつく。
・突然大きな寝言をいったり、夢をみて暴れる。
・大きないびきをかく、寝ている時に何度も呼吸が止まる、息苦しさを感じる。
・睡眠のリズムがずれて、十分な睡眠がとれない。

うつ病

うつ病とは、気分が憂鬱で落ち込み、何をしても楽しめず興味もわかない等の状態が続く病気です。発症の原因は完全にはわかっていませんが、感情や意欲を司る脳の働きに不調が生じたものと考えられています。もともとの体質に、精神的ストレス、体の変化、様々な出来事・環境が絡み合って、引き起こされます。日本において、100人のうち約6人が生涯のうち1度はうつ病にかかると言われており、決して珍しいものではありません。悲観的に物事をとらえ、乗り越えられるストレスもさらにつらく感じてしまい悪循環となります。症状や日常生活への支障がひどくなる前に早めに対応をしていきましょう。

うつ病
うつ病の主な症状
・一日中気分が落ち込んでいる / ・何をしても楽しめず興味がもてない
・食欲がわかない / ・夜眠れない / ・疲れやすく、やる気が起きない
・焦って、落ち着かない / ・動きが遅くなり、会話も減った
・周りに申しわけないと自分を責める / ・考えが進まず、集中できない
・死んでしまいたい気持ちになる

躁うつ病

躁うつ病(双極性障害)は、気分が高まる躁状態とうつ状態が繰り返す病気です。うつ病だと思いながらも、極端に調子がよくなり活発になる期間がある場合は、躁うつ病(双極性障害)かもしれません。躁状態では「調子がよい」と感じるため、本人には病気の自覚がなく、見逃されることも少なくありません。正確な診断がつくまで何年もかかることがあると報告されています。再発のリスクも高く、躁とうつの繰り返しを治療せずに放置していると、だんだん再発の周期が短くなっていきます。早めに治療をしていきましょう。

躁うつ病
躁うつ病の主な症状
躁状態について
・テンションが高くなる / ・自信満々になり、何でもでき、自分が偉くなったと思う
・眠らなくても平気 / ・おしゃべりで話し続ける / ・考えが次々と浮かぶ
・注意が散漫になる / ・活動的になる / ・気が大きくなり、大きな買い物をしたり危険なことをする

※うつ状態の症状は、うつ病の項目をご覧ください

適応障害

日常生活の中で起こった出来事や環境変化などのストレスに対してうまく対処できず、様々な心身の不調が現れ、社会生活に支障をきたします。例えば、職場での立場が変わってプレッシャーが強くなったり、新しい環境に移ったり、大切な人との別離などがきっかけになります。適切な対処がなされない場合には、より悪化し深刻な精神疾患になることもあるため、早期の対処が必要です。まずは休養、環境調整を行い、補助的な薬物療法、精神療法を考えていきます。

適応障害
適応障害の主な症状

多彩な症状が出てきます。以下のような憂鬱な気分、不安、心配を抱え、現状の中でやっていけないと感じ、日々の生活、仕事に支障が出ます。

・憂うつな気分や不安感が強く、涙もろくなる / ・過剰に心配したり、神経が過敏になる
・仕事に行けなくなったり、苛立ち喧嘩が多くなったり、衝動的な行動がみられることもある

不安障害

不安障害はパニック障害、広場恐怖症、社交不安障害(社会不安障害)、全般性不安障害などといったものに分類されます。

パニック障害とは、突然理由もなく、動悸、発汗、息苦しさ、窒息感、めまい、震えといった発作(パニック発作)を繰り返し起こし、生活に支障が出る病気です。自分ではコントロールできないと思い、将来のパニック発作を過度に心配し、発作がおきる状況を避けます。症状が起きた時、逃げられない、助けが得られない場所(電車、飛行機、映画館、劇場、スーパーマーケットなど)に恐怖を抱き、その状況を避けるといった広場恐怖を生じることがあります。

社交不安障害(社会不安障害)は、「あがり症」と言われます。人前での発表、会話、食事など人前で何かをするとき、恐怖や不安を感じ、避けたり耐えようとします。また、人に注目されたり、人前で恥ずかしい思いをするのではないかと心配します。

全般性不安障害とは、仕事・学校や家族・友達のことなど、生活上のいろいろなことが気になり、漠然とした不安や心配が長期に渡って続く状態です。不安は日常生活の環境についてのことが多く、現状に比べて、将来の見通しが悲観的となります。

不安は誰もが経験する感情であり、本来警戒を促す機能の一つです。しかし、不安が強くなると生活の支障ともなり、私たちの苦痛となります。一度当院へご相談ください。

不安障害
不安障害の主な症状
パニック障害(パニック発作の症状)
・ドキドキする / ・汗をかく / ・体や手足が震える / ・息苦しい / ・息が詰まる / ・胸の痛み、不快感
・吐き気、お腹の不快感 / ・めまい、ふらつき / ・寒気、ほてり / ・しびれ、うずき感
・非現実感、自分が自分でないような感じ / ・どうにかなってしまうのではないかという恐怖
・死ぬのではないかと恐れる
社交不安障害(社会不安障害)
・人前での発表、人と接することが過度に怖い、緊張する / ・人前で食事できない
・人前で文字が震えて書けない / ・周囲からの視線が怖い / ・注目されると赤面する、汗をかく
・人前で電話をかけるのが怖い / ・人がいると用を足せない
全般性不安障害
・様々な出来事、活動に対する不安、心配 / ・落ち着かない、緊張する / ・疲れやすい
・集中できない / ・イライラして怒りっぽくなる / ・筋肉が緊張する、肩こり、頭痛 / ・眠れない

強迫性障害

考えないようにしたくても、どうしても頭から離れず(強迫観念)、その不安を打ち消すために同じ行動を何度も繰り返してしまうこと(強迫行為)で、日常生活に影響が出る状態です。珍しい病気ではなく、一生涯の中で100人中2人から3人が経験します。ひどくなると、不安を抱えきれず周りに確認したり、不安になる状況を避け、外出が難しくなることもあります。症状が進行して結果うつ病などを合併したり周囲を巻き込むこともあるため、早めに治療していきましょう。

強迫性障害
強迫性障害の主な症状
不潔恐怖(洗浄強迫)
・不潔の恐怖から手洗い、シャワーを繰り返す / ・ドアノブ、手すりを手で触れない
確認強迫
・鍵をかけたか火元を閉めたか何度も確認する
加害強迫
・運転で人をひいたのではないか調べる / ・人とのすれ違いで怪我させてないか引き返す
不完全恐怖
・本がきちんと並んでいないと気がすまない / ・書類が正確に作成、理解できたかやり直す
縁起強迫
・縁起の悪い数字を避ける / ・不吉なことがないよう歩き方、物の置き方にこだわる

発達障害

発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちからものごとの捉え方、行動面に特徴がある状態になります。ここでは、自閉症スペクトラム障害、注意欠如多動性障害(ADHD)を挙げます。

自閉症スペクトラム障害は、言葉や視線、表情、身振りなどでやりとりをしたり、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ることが苦手になります。また、特定のことに強い関心やこだわりがあり、感覚に対して過敏になることもあります。

注意欠如多動性障害(ADHD)とは、不注意、多動性、衝動性の3つの特徴があり、これらが家庭、職場、学校等、複数の場面で問題となり生活に支障がある状態になります。大人になって初めて出てくるものではなく、子供の頃からの症状が残る場合と大人になって初めて気づく場合があります。

発達障害
発達障害の主な症状
自閉症スペクトラム障害
・対人関係で適切な距離を保ち、自然な会話ができず、気持ちを共有できない
・視線、表情、身振り手振りで自然なコミュニケーションが図れない
・友達作りがうまくできず、他の人への関心が少ない
・習慣に執着し、変化が苦手で柔軟性にかかる
・興味の範囲がせまく、感覚に過敏になる
・同じ言葉、動きを繰り返し、独特な言い回しをする
注意欠如多動性障害(ADHD)
・不注意ミスが多い / ・注意し続けることが難しい / ・すぐ他事を考えたり脇道にそれる
・順序を立ててやれない / ・忘れ物、落とし物が多い / ・約束を忘れる
・締め切りが守れない / ・整理整頓ができない / ・片付けが苦手 / ・根気が必要な課題を避ける
・落ち着きがない / ・じっとしていられない / ・しゃべりすぎる / ・順番が待てない
・質問中出し抜けに答える / ・後先考えずに行動する

認知症

認知症は、様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態です。アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、次いで血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症と続きます。65歳以上の高齢者における認知症は5人に1人程度となるといわれ、高齢化社会の進む日本では重要な課題となっています。生活の支障はないが、認知機能が低下し、正常とも認知症ともいえない状態のことを軽度認知障害(MCI: Mild Cognitive Impairment)と言います。1年のうちにMCIの方の1割が認知症に移行すると報告されており、MCIの方のうち、すべてが認知症になるわけではありませんが、早期発見、早期対応が望まれます。

認知症
認知症の主な症状

認知症の症状は、中核症状と行動・心理症状(BPSD)に分かれます。

中核症状(脳機能が低下することによって生じる認知機能症状)
・時間、場所がわからなくなる / ・物忘れ / ・理解力、判断力が低下する
・仕事、家庭において、身の回りのことができなくなる
行動・心理症状(BPSD)
・憂うつでふさぎこみ、何をするにも億劫がる / ・不安が強く、怖がったり寂しがる
・いらいらして怒りっぽくなる / ・誰もいないのに、誰かがいるという(幻視)
・自分のものを誰かに盗まれたという(ものとられ妄想) / ・眠れない
・徘徊したり介護を嫌がる

統合失調症

統合失調症は、考えや気持ち、行動をまとめる脳の機能が低下し、幻覚や妄想などの症状が起こる病気です。100人のうち1人が経験され、決して珍しくなく、10歳代後半から30歳代頃までに発病するしやすいと言われています。原因ははっきりわかっていませんが、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることで起こると考えられています。就学・就労をはじめ社会生活の継続に困難をきたすため、早期対応が重要であり、早期治療により症状改善が望めます。

統合失調症
統合失調症の主な症状
陽性症状
・幻聴:誰もいないのに悪口や自分の行動を実況中継する声が聞こえる
・妄想:実際には起こっていないのに誰かに狙われている、尾行されていると感じる
・考想伝播:自分の考えが他人に知られてしまっていると感じる
陰性症状
・感情鈍麻:感情の表出が乏しくなる
・意欲低下:何事も億劫でやる気がわかず、活動に関心がなくなる
・自閉:外部とは距離を置き、とじこもってしまう
認知機能低下
・記憶力低下、注意力低下、遂行機能低下

※多様な症状があるため一部を記載しております

月経前不快気分障害

月経前3~10日の間に生じる身体・精神症状の不調の中でも、特に精神症状が強いために日常生活に大きな支障をきたすほど状態を表します。うつ病に似た状態が見られますが、月経開始に伴って軽快し、数日で症状がなくなることが特徴です。日本においては月経のある女性の約3~5%は月経前不快気分障害と報告されています。

月経前不快気分障害
月経前不快気分障害の主な症状
月経前不快気分障害の主な症状
・突然悲しくなったり涙もろくなる / ・苛立たしい、怒り / ・ゆううつ、絶望感 / ・不安、緊張
・興味がなくなる / ・集中できない
・だるさ、疲れ、気力がない / ・食欲の変化
・不眠、過眠 / ・圧倒される感じ / ・体の症状(例えば、乳房痛、関節痛、筋肉痛など)